2019/12/02【三山春秋】スマートフォンの出現で「知り合い」…
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 ▼スマートフォンの出現で「知り合い」の概念が揺らいできていないだろうか。大阪で行方不明になった小6女児が栃木で保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで逮捕された男はSNSを通じて女児と知り合った

 ▼同じようにSNSを接点に少女らを誘拐したとして容疑者が逮捕される事案が全国で後を絶たない。思い出すのは2年前、県内の女子高校生を含む男女9人が殺害された座間事件だ。やはりSNSが使われていた

 ▼顔を合わせたこともない相手なのにどうして、と思ってしまう。だが、悩みを抱える人たちにとって、SNSで親身に話を聞いてくれる相手は「赤の他人」ではないのだろう

 ▼座間事件を受けて、県教委は高校生向けにLINEでの悩み相談を始めた。一定の成果を上げており、来年度は中学生にも広げる検討をしているという。SNSがうまく活用されている事例である

 ▼スマホは現代の生活に欠かせない存在になりつつある。各種調査でも、利用時間は年々伸びている。一方で、ゲームやSNSなどスマホにどっぷり漬かってしまう依存も問題になっている

 ▼1日に改正道交法が施行され、運転中のスマホ使用に対する罰則が強化された。「スマホと命どっちが大切?」。同日始まった冬の県民交通安全運動のチラシに掲載されたポスターの問い掛けをかみ締めたい。

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