2019/12/03【三山春秋】「大きく変わろうとする池袋の目玉だ...
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 ▼「大きく変わろうとする池袋の目玉だ」「地球環境を守る先頭に立つ車に」―。低速電動路線バス「IKEBUS(イケバス)」の出発セレモニーが先月27日、東京・池袋駅東口で開かれた。区や区議会、企業関係者から期待の声が寄せられた

 ▼小さなタイヤが左右に五つずつ並ぶ10輪駆動の特徴的な外観の真っ赤なバスは桐生市のシンクトゥギャザーが製作した。電気モーターでゆっくり走り、排ガスを出さない

 ▼池袋は来年の東京五輪・パラリンピックに向け「国際アート・カルチャー都市」として再開発中。改修が進む公園や商業施設、駅、区役所など周辺の主要スポットを結ぶイケバスはその一翼を担う

 ▼同社の低速電動バスは県内でも桐生市の「MAYU(まゆ)」をはじめ、富岡市やみなかみ町、玉村町などで地域の足や観光ガイド用として計約10台が走っている。自動走行の実証実験にも活用された

 ▼宗村正弘社長は「群馬は低速スローモビリティの先進地とも言える。池袋での運行をきっかけに全国に広がってくれれば」とさらなる普及に期待を込める

 ▼池袋を歩く若い女性グループから早速「かわいい」との声が上がり、順調な滑り出しである。桐生発の技術が未来型のまちづくりに役立ち、都内で注目を集めれば、“兄弟”が走る本県への関心を持つきっかけにもなりそうだ。

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