2019/12/04【三山春秋】黒というと、このところ...
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 ▼黒というと、このところプラスのイメージで語られないことが多い。ブラック企業、ブラックバイト、ブラック校則…。この黒に曜日を組み合わせても、芳しくない印象がある

 ▼1929年10月24日、世界恐慌の引き金になったとされる米ニューヨーク株式市場(ウォール街)の株価大暴落は、発生が木曜日だったことから「暗黒の木曜日」と言われる

 ▼87年10月19日、週明けの同市場でダウ工業株30種平均が前週末比508ドル、23%近く暴落。翌日の東京市場も日経平均が3836円急落するなど世界の金融市場に動揺が広がった。「ブラックマンデー」として知られる

 ▼こちらは印象と異なった。「ブラックフライデー」のこと。米国で感謝祭(11月第4木曜日)翌日の金曜日を呼び、商店はクリスマス商戦の初日に位置付ける。軒並み黒字となることから「黒字の金曜日」になったとされる

 ▼今年は29日。聞き慣れなかったのだが、勤労感謝の日ごろからブラックフライデーをうたった売り出しを県内でもたびたび目にした。日本での商戦は3年ほど前からのようだ。今年はインターネット通販大手も始めた

 ▼売り上げ増へ他国の商習慣も利用する商人のたくましさか。ボーナスの時期を迎え、お歳暮商戦、初売りと続く。消費者としては「赤字の年末年始」とならないように心掛けたい。

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