2019/12/08【三山春秋】プロ自転車チーム・群馬グリフィン...
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 ▼プロ自転車チーム・群馬グリフィン(前橋市)の下部組織エリートチームに所属する永塩幸之介選手(前橋育英高3年)が、ロードレースを主体にした国内シリーズのユース部門で総合優勝した。将来は海外挑戦と夢を描く

 ▼一方、5季目を終えたグリフィンは苦戦が続く。「Jプロツアー」は参加18チームの最下位だった。それでも滝沢成光代表は「若手を育てるチームに」と前を向く

 ▼ツール・ド・フランスに代表される自転車レースが盛んな欧州などと違い、競技環境は十分とは言い難い。グリフィンの参戦する国内レースは1着賞金が20万円。選手は今季働きながら走った

 ▼スタッフや選手は地域の教室で自転車の安全な乗り方も教える。自転車整備や走行の指導を受けた前橋一中の生徒は「とっさの判断、広い視野が大切と感じた」と話した

 ▼チームのメンバーが特に強調するのは、ヘルメットで頭を保護することの重要性である。県内では一昨年、昨年ともに対車両事故だけで5人が亡くなった。山本一太知事は中高校生のヘルメット着用定着へデザイン自由化、保護者負担軽減に乗り出す考えを示した

 ▼本県の1世帯当たりの自転車保有台数は1.41台で都道府県別5位(2018年、自転車産業振興協会推計)。プロの呼び掛けや行政の後押しで、ヘルメット着用が進むだろうか。

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