2020/01/14【三山春秋】3連休中、小正月の伝統行事...
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 ▼3連休中、小正月の伝統行事「どんど焼き」が各地で行われた。筆者の地元でも子どもからお年寄りまで大勢の住民が炎に当たりながら無病息災や家内安全を祈願した

 ▼会場には消防団員の姿があった。青竹に火を付けたり、やぐらを消火したりする際、団員がいるといないとでは大違いで、安心して行事に参加できた

 ▼消防団員は非常勤特別職の地方公務員。災害発生時に消火や救助に当たる、生活に欠かせない存在だ。その団員のなり手不足が深刻化している

 ▼昨年4月1日時点の県内団員数は前年比223人減の1万1413人で、各市町村の条例定数の合計に対する充足率は89.8%。この10年で4.3ポイント下落し、初めて90%を割り込んだ。太田80.3%、みどり81.6%、前橋84.2%など市部の低さが目立った

 ▼太田市が避難所での通訳などに当たる外国籍住民の消防団を新設する方針を決める(8日付本紙)など、対象者と活動内容を見直して募集している自治体は少なくない。県も団員を雇用する企業の入札参加資格を優遇するなど、あの手この手で後押しする

 ▼なり手不足の背景には、日中の活動に制限のあるサラリーマンが増えたことに加え、近所付き合いの希薄化もあるだろう。これまで声が掛かっても仕事との兼ね合いで尻込みしていた。今年はできる範囲で参加したい。

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