2020/01/18【三山春秋】定住人口や交流人口に並び...
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 ▼定住人口や交流人口に並び、「関係人口」という言葉を聞く機会が増えた。本紙オピニオン委員で月刊ソトコト編集長の指出一正さんは「観光以上、移住未満の人たち」と説明する

 ▼観光で訪れるだけでなく、さまざまな形で地域に関わる人々を指し、人口減対策のキーワードともいえる。定住者増が容易でない中、地域の新たな活力として注目される

 ▼活動2年目の渋川市民による「渋川子ども若者未来創造プロジェクト」は、関係人口を生み出す好例といえそうだ。オリジナルミュージカル第2弾の上演に向け、地元出演者やスタッフらと、都内の劇団員や学生が一緒に舞台を作り上げている

 ▼総勢約90人のうち東京組は3分の1。週末、市内の民家に滞在して稽古に励む。伊香保の湯に漬かり、地元の食を味わってすっかり地域に溶け込んだ

 ▼前作同様、県立女子大の学生が大道具を製作。今回は地元中学生から小道具の図案を募ったり、前作の楽曲を渋川女子高の生徒が合唱したりと、新たな試みも始めた。事務局長の飯塚欣彦さんは「ミュージカルを核につながりが広がっている。2年目はそれが形として見えてきた」と手応えを語る

 ▼2月23、24日の公演まで1カ月となり、稽古は一段と熱を帯びてきた。人と人、都会と地方をつなぐ場となるだろう、思いのつまった舞台が楽しみだ。

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