2020/01/21【三山春秋】オーストラリアで大規模な...
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 ▼オーストラリアで大規模な森林火災が続いている。昨年9月ごろから本格化して約30人が死亡し、全焼した住宅も多数ある。焼失面積は約1000万ヘクタールに上る

 ▼防衛省は国際緊急援助活動として、航空自衛隊の輸送機2機と隊員約70人を派遣。物資や現地消防隊員などの輸送を担うという。一日も早い収束を願う

 ▼森林火災で数万匹のコアラが焼死したとみられるなど多くの動物が被害に遭い、生態系が脅かされる事態になっている。火災拡大の背景には記録的な高温と乾燥があり、気候変動が遠因ともされる

 ▼世界気象機関によると、昨年の世界の平均気温は観測史上2番目の高さ。1980年代以降、10年間平均で過去最高の更新が続き、地球温暖化の進展を裏付ける。気候変動の影響とみられる豪雨災害が国内でも頻発化。夏場には異常な暑さが繰り返されている

 ▼温暖化に対処するには二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出削減が必要とされ、2050年までの「排出実質ゼロ」を目指す地方自治体が増えている。県は昨年12月に、太田市も1月に宣言した

 ▼再生可能エネルギーの導入促進や森林整備でCO2吸収量を増やすなど自治体が担う部分は大きい。だが、何でも「行政任せ」でいいはずはない。ごみの減量、節電、車のアイドリングストップ…。小さな積み重ねが未来を開く。

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