2020/02/08【三山春秋】大正・昭和に活躍した落語家の...
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 ▼大正・昭和に活躍した落語家の三代目三遊亭金馬が楽しみにしていたのが榛名湖のワカサギ釣り。1月になると「氷結しました。早くおいでください」と“督促状”が届いたそうで、専用の釣りボックスまで預けてあった

 ▼米俵を敷き、脇には火入れつぼ。戸を閉めておくと、外は吹雪なのに暖かく、快適だったという。残念なことに、今季は冬の風物詩として知られた榛名湖の氷上釣りは暖冬で中止。金馬もきっと空の上でため息をついているだろう

 ▼ワカサギはたくさん釣れて、食べてもおいしいのが魅力。釣果は1束、2束と数える。1束とは100匹のこと。「つ抜け」といって10匹も釣れば大漁という釣りとは楽しみ方が大きく異なる

 ▼だが数ではなく大きさで近年ファンを集めているのが神流湖(藤岡市)だ。“超大物”の16センチ級が釣れるそうで、希少性から「レアサギ」と呼ばれている

 ▼命名したのは県水産試験場主席研究員の久下敏宏さん。11~13センチをデカサギ、13~15センチをメガサギ、15センチ以上をレアサギと名付けた。関係者がネットや専門誌で発信し、広まりつつある

 ▼久下さんによると、本県は約20カ所の釣り場があり、日本屈指のワカサギ県という。子どもやカップルが気軽に楽しめて、頭から尻尾まで残さず食べられる。冬の観光の切り札に育てようと旗を振っている。

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