2017/12/07【三山春秋】「飲みニケーション」という言葉が…
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 ▼「飲みニケーション」という言葉が流行(はや)ったのはいつだったろう。シチズン時計が新入社員に上司との飲み会の頻度を聞いたところ「月に0回」が4割(5日付本紙)。若者の飲み会離れがささやかれて久しい

 ▼仕事と生活の調和が重視される時代。仕事を離れてまで上司に気遣いしたくないという若者が増えるのは当然か。大手医薬品会社の調査では20代の男性サラリーマンの56%が「会社の飲み会は嫌い」と答えた

 ▼一方でこんな調査・分析もある。バブル崩壊以降に減っていた運動会や花見などの社内イベントが近年復活。業績のよい企業の経営者ほどそれを重視しているという(JTBモチベーションズ・2013年調査など)

 ▼狙いは他でもないコミュニケーションの円滑化だ。上司と部下、同僚同士が率直に意見を言い合える関係がなければ、叱咤(しった)もパワハラやいじめと受け取られかねない

 ▼IT大手、エバーノートジャパン元会長で起業家の外村仁さんが2日、群馬イノベーションアワードで講演、イノベーションを起こす秘訣(ひけつ)として「手を伸ばせばある集合知をいかに引き出すか」を挙げ、そのためのコミュニケーションの大切さを強調した

 ▼忘年会シーズン真っ盛り。このひとときを自分のため、会社のためにどう生かすか。思いをめぐらせながら飲んだら、どんな味がするだろう。

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