2020/03/26【三山春秋】桐生市の重要伝統的建造物群保存地区...
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 ▼桐生市の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)につながる本町通りの一角に、新たな観光拠点が誕生した。市が運営する観光情報センター「シルクル桐生」。開設から1週間ほどたち、市民にも少しずつ知られるようになってきた

 ▼センターは、群馬銀行桐生支店の建て替えに伴い整備された別棟を借りてオープン。市内観光の出発地と位置付け、市職員が常駐して観光案内を行い、土、日曜には低速電動バス「MAYU」が発着する

 ▼飲食スペースもある。市内で創業した飲食業のホットランド(東京都)に物産販売業務を委託し、ここでしか手に入らない特別なたこ焼きが味わえる

 ▼飲食の提供は今月委嘱された「市地域おこし協力隊」の2人が担う。いずれも接客業などで実務経験が長く、おもてなし力に期待がかかる

 ▼敷地内の駐車場は、銀行が休業となる土日・祝日に市民団体などの物販イベント会場として開放される。年間を通して人が集い、交流する場にしようという狙いだ。市観光交流課は「商店街や、まちなかの活性化を図り、新たなまちづくりのムーブメントを巻き起こしたい」と意気込む

 ▼新型コロナウイルス感染症の拡大で、県内観光地は誘客に苦しむ。同施設にとっては厳しい環境下での船出となった。荒波を乗り越えるため、知恵を絞ったかじ取りを期待したい。

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