2020/05/23【三山春秋】書店で平積みされた本を手に取...
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 ▼書店で平積みされた本を手に取った。サッカーJ2ザスパクサツ群馬社長、奈良知彦さんの奮闘を追った『乾坤一擲けんこんいってき』。強豪に育てた前橋商業高サッカー部監督時代の熱血ぶりがうかがえる

 ▼着任早々に「優勝を目指して頑張ろう」と呼び掛けると、3年生全員と2年生の半数が退部してしまった。選手に反省を促そうと遠征先に置き去りにし、帰校する頃を見計らって出前のカツ丼を用意して一緒に頬張ったエピソードなどを披露している

 ▼新型コロナウイルスの影響で部活動が制約される中、佐賀県は校内限定の条件付きで再開を容認。県高校総体の代替大会も開くことを決めた

 ▼群馬県でも各競技の県高校選手権大会の延期開催を模索する動きがある。県中学校総体の代替大会は難しいが、地域大会の余地は残されているという

 ▼奈良さんは先日、出版を記念したオンライントークで前橋育英高サッカー部の山田耕介監督らと対談。臨時休校が続く中で新入生とどう信頼関係を築くのか教育現場の混乱を心配していた

 ▼長期休校による学業の遅れを取り戻すため、政府は来年からの9月入学の検討を開始した。文部科学省の試算によると、経費は少なくとも5兆円、1.4倍に人数が膨らむ学年が出るなど課題も多い。大切なのは子どもたちの未来。拙速とならないよう、議論を注視したい。

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