2020/05/27【三山春秋】本来なら大相撲夏場所はきょうが…
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 ▼本来なら大相撲夏場所はきょうが4日目。「新大関、朝乃山の滑り出しは」「先場所優勝を争った両横綱の序盤戦は」「かど番の貴景勝の調子は」「群馬県の力士はどうか」などと盛り上がれないのがさびしい

 ▼新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止を余儀なくされた。相撲界でも三段目力士が亡くなっている。春場所千秋楽が3月22日で、次の本場所初日が7月19日の予定だから、好角家には長い空白だ

 ▼政府は25日夜、緊急事態宣言を全面解除し、プロスポーツ観客数の段階的緩和の目安を示した。目安によれば、次の本場所初日段階での観客数は5000人または収容可能人数の50%になる

 ▼協会は春場所同様の無観客開催を模索するが、会場に歓声が戻ることを期待したい。春場所初日、八角理事長は無観客について「気持ちを整えるのが難しい非常に厳しい土俵になる」とあいさつしている。相撲に限らず、応援は力を生み出す

 ▼一方で応援がないことによって、普段はかき消されることの多い音や声が際立ち、「神事」としての相撲が注目された場所でもあった

 ▼八角理事長は同じあいさつの中で「力士の四股は邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきた」と話している。今は新型コロナウイルスを土の下に押し込みたい。相撲の力も、一人一人からの応援の力もいる。

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