2020/05/29【三山春秋】「強い学校の部活レベルだ」。高崎…
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 ▼「強い学校の部活レベルだ」。高崎市で飲食店を営む友人から、会員制交流サイト(SNS)のメッセージが届いた

 ▼夜間営業の自粛で売り上げが大きく減り、手元資金を確保するため梅収穫のアルバイトに出ているという。慣れない仕事に体から悲鳴が上がったようだ

 ▼高崎、安中両市に東日本最大の産地を形成する梅は来月にかけて収穫のピークを迎える。販路を広げようと、高崎市は昨夏立ち上げた現地法人を通じ、シンガポールの富裕層向けレストランでの消費拡大をにらんでいた。しかし、当地でも先月から多くの店が閉鎖。住民の外出も原則禁止となり、中断を余儀なくされた。SNSを使った個人への販売を進めながら、来月からの段階的な社会活動再開に期待を込める

 ▼コロナ禍で世界の飲食店が苦境に立たされた。休業要請が解除されても「新しい生活様式」によって慎重な行動が求められ、すぐにはV字回復が望みにくい

 ▼ビジネスに詳しい上武大の小関広洋教授にアイデアを尋ねると、「自治体や金融による資金支援」を踏まえた上で、「業界の枠を超えて連携したり、『感染防止基準を満たす店』といった認定制度を設けたらどうか」と提案してくれた

 ▼一考に値するだろう。経営意欲が失われないような仕組みが、何より大事だ。梅もメニュー作りに役立てばなおいい。

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