2020/07/10【三山春秋】休校していた県内の小中高校が...
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 ▼休校していた県内の小中高校が再開して1カ月余り。ランドセルを揺らす姿は復活したが、子どもたちの歌声や合奏は聞こえない。職場近くの小学校から流れてきた音楽が生活の一部になっていたことに気付いた

 ▼寂しさを紛らわせてくれたのがカエルの大合唱だ。帰宅途中、田植えが終わった水田に鳴き声が響きわたる。以来、その道に差し掛かると車の窓を開けて走行している

 ▼梅雨は稲作にとって大事な時期だ。雨が少ないと成長が遅れ、収穫量に影響するという。かつて激しい「水争い」を繰り広げた歴史もある

 ▼ただし、恵みの雨も過度に降れば自然災害につながる。九州各地に記録的な大雨をもたらした梅雨前線が停滞し、列島各地で土砂災害や河川氾濫への警戒が続く

 ▼対岸の火事ではない。新型コロナウイルス感染が拡大するなか、避難所の「3密」を回避するため、感染症を想定した防災対策の見直しが進んでいる。館林市は61カ所の避難所に間仕切り用段ボールセットなどの準備を進めている

 ▼家庭でも防災用の持ち出しかばんにマスクや体温計、消毒液を追加したり、安全ならば親せきや知人宅への避難を検討してもいい。まずは市町村が作る洪水のハザードマップや防災ブックで自宅の安全性を確かめたい。自分と大切な人の命を守るための備えをぜひ忘れずに。

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