2020/07/16【三山春秋】東京・銀座は言わずと知れた...
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 ▼東京・銀座は言わずと知れた日本を代表する繁華街だ。高級店がひしめき、ぐんま総合情報センター・ぐんまちゃん家も事務所を構えるこの街の灯が、新型コロナウイルスによって大きな危機にさらされている

 ▼飲食店やスナックなど約1100店が加盟する銀座社交料飲協会によると、緊急事態宣言が解除されて以降、営業を再開できたのは7~8割程度。高額な家賃や高齢の客層が多い地域事情が、コロナ禍からの回復の足かせとなっている

 ▼創立95年の歴史を持つ同協会は営業再開に向けた独自のガイドラインを作り、街を挙げての対策に取り組む。松下多香子事務局長は「厳しく対策する店が多いことを、銀座の安全性としてPRしたい」と話す

 ▼しかし、7月に入ってから都内の1日の感染者数が連日、過去最多を更新。国と都が「夜の街」に神経をとがらせる現状では、にぎわいを取り戻す道は険しい

 ▼感染拡大の温床のように扱われる「夜の街」だが、厚生労働省によると「接待を伴う飲食店の総称のイメージ」で明確な定義はないという。日夜やり玉に挙げられる関係者の心労がしのばれる

 ▼業種で一緒くたに危険視するのではなく、店舗個々のコロナ対策が消費者に見えるような仕組みができないものか。政府には飲食店関係者が、将来に希望を抱ける政策を打ち出してほしい。

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