2020/09/15【三山春秋】今年の天気は2007年の夏と...
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ▼今年の天気は2007年の夏とそっくり、とラジオで気象予報士が話していた。7月は冷夏で雨が多く、梅雨明けして8月になると連日気温が上昇。8月に埼玉県熊谷市などで当時国内最高の40.9度、館林では40.3度を観測した。残暑も厳しかった

 ▼暑さと相関関係はないだろうが、政局も驚くほど似ている。第1次政権の安倍晋三首相が突然辞任表明したのは9月12日。同時に自民党では後継選びの号砲が鳴り、群馬県選出で在任期間最長だった福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長がぶつかる

 ▼緊急事態として党員投票は見送られた。禅譲を狙った麻生氏に対し、党立て直しに向け各派閥の支持は福田氏に雪崩を打つ。各地で熱のこもった街頭演説を聞いたが、勝負はついていた

 ▼自民党は14日、新総裁に菅義偉氏を選出した。福田氏を抜き、在任最長の官房長官として内閣の要を担ってきた仕事師である。コロナ禍に円滑な政権移行が重視された結果か

 ▼福田氏は衆参の「ねじれ国会」に苦しみ、局面打開のため1年で首相を退陣した。一方の菅氏は巨大与党を引き継いでの船出だ。時に数の力で押し切ってきた安倍政権の体質は改め、おごらず丁寧な説明を求めたい

 ▼対する野党も合流新党の立憲民主党代表に枝野幸男氏が決まった。残暑はもうごめんだが、国会には熱い論戦を望む。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事