2021/01/20【三山春秋】スーパーでフキノトウを見かけた…
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 ▼スーパーでフキノトウを見かけた。きょうは大寒。1年でもっとも寒い時季とされるが、一歩一歩春へと近づいていることを感じさせてもらった。七十二候で言えば、「款冬華ふきのはなさく」。フキノトウが顔を出すころを表す

 ▼季節を感じるにはうってつけの食材だ。とは思ったものの、〈天ぷらに〉と書かれているのを見ると、時間や手間、何より自分の料理の腕前を考え、手に取らなかった

 ▼独特の香りと苦みが魅力。本県は全国有数の産地で農林水産省の統計調査によると、2017年の収穫量は本県が18.4トンでトップだった。収穫は栽培ものがほとんどだが、県内各地で自生している

 ▼有数の産地とは知らなかったが、振り返ると、取材先でお茶請けにふきみそを出していただいたことがあった。親類宅で「お土産に」と渡されたこともあった。どちらも手作りで温かな味わいだった

 ▼春に欠かせない身近な食材なのだろう。読者からの投稿でつくる本紙連載「たべもの歳時記」でも〈散歩がてら採ってくるよ〉〈毎年出ている日だまりを探してみた〉などの声が寄せられている

 ▼細かく刻んで油で炒め、みそやみりんなどで味付けするふきみそ。今度作ってみよう。天然ものを待って探すのもいい。コロナ禍でなかなか会えない親類に電話して細かなレシピを教えてもらうのもよさそうだ。

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