2021/04/19【三山春秋】動物学者の今泉忠明さんは…
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 ▼動物学者の今泉忠明さんは子どもに大人気の『ざんねんないきもの事典』の監修者として知られる。父は国立科学博物館に所属する動物学者。幼い頃から家にはネズミ、モグラ、コウモリ、ヘビなどたくさんの動物がいた

 ▼今泉さんも魚や昆虫を捕まえては持ち帰った。死なせてしまったり逃げられたりしたが、誰も文句を言わない。「毛虫だけはポケットに入れないで。洗濯するときに大変なんだから」。母にそう注意されただけだった

 ▼きょうは語呂合わせで「飼育の日」。日本動物園水族館協会が2009年に仕事への理解を深めてもらうため制定した

 ▼群馬サファリパーク(富岡市)にはキリンやライオンなど約100種1千頭羽の動物がいる。飼育が大変な動物を尋ねてみたら「それぞれに難しさがあり、大変さはどんな動物も一緒」。あえて言うなら体が大きい動物、希少とされる動物ほど気を使う

 ▼おとなしそうに見えて気難しいのはゾウ。動物園が飼育係を決めるのではなく、「ゾウが飼育係を選ぶ」。嫌われれば襲われる危険があり、担当者の精神的な負担は大きいという

 ▼愛らしいレッサーパンダも一筋縄ではいかない。餌は孟宗竹だが、何でもいいというわけではなく好き嫌いがある。食べてもらえる竹を見つけるのが一苦労という。生態や動物園の裏側を知ると、楽しみが広がる。春真っ盛り、コロナ対策をして出掛けてみよう。

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