2021/04/20【三山春秋】パスタ、即席麺、冷凍食品…
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 ▼パスタ、即席麺、冷凍食品。1世帯(全国、2人以上)が昨年1年間に使ったお金のうち、前の年と比べて増加率の大きかった食品という。総務省の家計調査を見ると、コロナ禍が食卓に与えた影響が浮かぶ

 ▼外出自粛が広がり、家で食事をする機会が増えた1年だった。臨時休校の間は、子どもだけで昼食を取らざるを得ない家庭もあったろう。保存しやすいものや手軽に食べられるものが伸びたのは、うなずける

 ▼主食となる穀物の中で、麺類が好調だったのに比べ、コメはわずかな増加にとどまった。加えて、外食機会の激減である。主食用米の収穫量のうち、外食向けなど業務用の出荷が6割強を占める本県産のコメは、値下がりなど大きな影響を受けた

 ▼人口減少や洋食化などを背景にコメ離れは歯止めがかからない。2019年度の1人当たりの年間消費量は53キロ。ピークだった1962年度の半分以下に落ちこんでいる

 ▼後継者不在に悩む県内農家も増えている。一方で、大規模化を進めて生産コストの抑制を目指したり、付加価値のあるブランド米で市場競争に挑んだり。生産を維持し、消費の拡大につなげようとさまざまな形で模索が続く

 ▼きょうは二十四節気の「穀雨」。この時季の雨は田畑を潤し穀物に恵みをもたらすとされ、種まきなど農作業の目安になってきた。板倉町では県内トップを切って、早場米の田植えが始まった。

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