2021/05/01【三山春秋】館林市民にとって春は特別な季節だ…
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ▼館林市民にとって春は特別な季節だ。「花山は咲き始めたろうか」「今年の花山は人出が少なそうだ」と、飲食店などで店主がなじみ客と会話する姿をよく見かける

 ▼親しみを込めて「花山」と呼ぶつつじが岡公園には、今年も1万株のツツジが色とりどりの花を付けた。燃えるような朱色のヤマツツジは咲き終わり、主役はキリシマツツジから遅咲きの品種に移った

 ▼今年は春が早い。例年はこれから咲くわが家のボタンも、先週には散ってしまった。花見のように気候やその日の天気に左右されずに自然を楽しむとしたら、季節感あふれる和菓子の世界がある

 ▼ヨモギの香りが口いっぱいに広がる草餅やかしわ餅。初夏には白い皮に花型の焼き印を押したアヤメまんじゅう、魚をかたどったカステラ生地で求肥(ぎゅうひ)を包んだ「若鮎」が涼を誘う。大福にはイチゴやブドウなど季節のフルーツが隠れている

 ▼館林市内の店には、邑楽館林産の小麦を市内の日清製粉で粉にした「百年小麦」を使ったまんじゅうが並ぶ。あんの甘さや皮の食感など店ごとに個性があり、一つ二つ買い求めて好みの味を見つけている

 ▼新型コロナウイルスによる国内の死者数が1万人を超えた。変異株が広がる中、東京都などに3度目の緊急事態宣言が出ている。コロナ下で迎えた2度目の大型連休。テークアウトなどを利用して、地元の味を再発見してはいかがだろうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事