2021/07/07【三山春秋】きょうは七夕。天の川をはさんで…
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 ▼きょうは七夕。天の川をはさんで暮らす織り姫とひこ星が1年に1度会えるというロマンチックな伝説である。だが、仲が良すぎて働かなくなったために天帝の怒りに触れ引き離された、と聞くと甘美度が薄れるのは筆者だけだろうか

 ▼それにしても年に1度とは切ない。ただ、長年連れ添った2人となると「いつも一緒」より「ほどよい距離感」が重要らしい。健康にも影響するというから見過ごせない

 ▼妻の病気の大半は夫の存在が原因だとして「夫源病(ふげんびょう)」を提唱する医師の石蔵文信さんが先月、高崎市で講演した。ともに依存しない生き方で心も体も元気に、と呼び掛けた

 ▼講演では「妻が夫を嫌になり始める割合は結婚5年以内で56%」「老後に一緒に暮らすと妻の死亡リスクが2.02倍。夫の死亡リスクは0.46倍」など、物騒な数字が次々に紹介された。家事を妻に頼る夫が多く、ストレスを与えているのだという

 ▼それゆえ思い描く定年後の生活も、共通の趣味など一緒に過ごす時間を持ちたい男性に対し、女性は互いに干渉せず自由に暮らしたいと、とことんすれ違う。男性には生活の、女性には経済的な自立を促した

 ▼男性への助言が中心だったが「ありがとう、ごめんなさいを素直に伝える」「名前で呼ぶ」などは共通項と感じた。パートナーと心の距離が遠く離れないよう星に願いを、ではなく、日常の接し方を省みなければ。

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