2021/07/20【三山春秋】前橋市が市街地を中心に設置した…
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 ▼前橋市が市街地を中心に設置したシェア自転車「コグベ」に乗ってみた。電動アシストなので、軽くこぐだけで進む。夕方は風が気持ちいい。何より、車では見落としていた景色や街の雰囲気に気付き、すぐに止まれるのがうれしい

 ▼自転車はJR前橋駅など33カ所に計128台置かれ、最初の1時間は15分当たり25円で利用できる。4月に始まり、6月末時点の利用登録は1952人、利用回数は5449回に上った。周知されれば利用者の輪はもっと広がりそうだ

 ▼シェアビジネスは世界的に広がっている。中でも自動運転の実用化に伴う自動車のシェアは、近い将来の社会を劇的に変えるとされている

 ▼本県は1世帯当たりの自家用車保有台数が1.6台前後と全国有数の高さだが、利用は通勤などごくわずかな時間のみという人が多い。自動運転のタクシーをシェアする方が便利でお得になる

 ▼こうしたシェアはテクノロジーの進化によってもたらされる。シェア自転車はスマートフォンのアプリで各地点の在庫を確認でき、鍵を開け閉めし、料金を支払える。従来なら管理人が常駐していただろう

 ▼コグベで弁天通りへ行った。昔ながらの商店街。ドラマによくある「しょうゆを切らしたから、お隣さんからもらってきて」というせりふが聞こえてきそうだ。これもある意味「シェア」ならば、分かち合う文化は昔からあったのかもしれない。

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