2021/07/30【三山春秋】高崎市の中心街で取材があると…
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 ▼高崎市の中心街で取材があると、記者クラブのある市役所から歩くようにしている。随分と増えたとはいえ、駐車場探しが手間なことに加え、「体力維持になれば」と考えてのことだが、さすがに夏場はこたえる

 ▼汗をふきつつ取材先に向かっている時に「田町」の交差点で見つけたのが、近くに住んでいたこともある村上鬼城(1865~1938年)の俳句が書かれた掲示板。〈念力のゆるめば死ぬる大暑かな〉。英訳も添えられる

 ▼「念力=精神力が緩めば、死んでしまうほどの暑さ。精神力で乗り切ろう」といった意味と筆者は解釈して「よし頑張ろう」と先を急いだ。7月22日から8月6日までが二十四節気の大暑にあたる。まだまだ念力が必要のようだ

 ▼五輪・パラリンピック招致に向けた2013年の立候補ファイルを見返してため息をついた。〈この時期の天候は晴れる日が多く、且(か)つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である〉

 ▼東京五輪は暑さとの闘いともなっている。テニスは試合中に選手の休憩時間を増やす特別ルールを設けたが、選手から命の危険を指摘する声が相次いだ。29日からは試合開始を午後3時に変更している

 ▼鬼城の句碑は中心街に点在する。句碑めぐりのマップを手に歩いてみようと思う。ただ、念力頼みは禁物。準備を万全にし、もう少し涼しくなってからにする。

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