2021/09/29【三山春秋】これからの季節、紅葉を眺めながら…
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 ▼これからの季節、紅葉を眺めながらの山歩きは気持ちがいい。県境をまたいだ不要不急の移動自粛要請が解けたらどこに登ろうか、計画を考えるのが目下の楽しみだ

 ▼目安にするのが山の難易度。距離や標高差に応じて初級、中級と分けるガイドブックが多い。鎖場など危険な箇所の有無やコースタイムを参考に、体力と技量に合った山を選ぶ

 ▼旅先も下調べしてから決める人は多いだろう。「障害のある人はなおさらだ」と車いすユーザーは話す。宿泊施設はもちろん、交通手段や現地でどんな観光が可能なのか。「知りたいことは障害のない人以上にたくさんある」

 ▼施設ごとに発信する情報は多いが、観光地全体の状況がひと目で分かると便利―。そうした障害者の声に応えようと地域でバリアフリーマップを作る動きが進んでいる。富岡市は富岡製糸場周辺を、渋川市は伊香保温泉街を中心に作った

 ▼両市のホームページで地図を見ることができる。多機能トイレが写真付きで載っていたり、車いすの車輪がはまりやすい側溝の場所が示されていたり。伊香保の坂道は「高校生が自転車を押すくらい」と書かれていて、介助者もイメージしやすい

 ▼段差や坂があっても、事前に状況が分かればプランを立てやすく、「行ってみよう」という気持ちが膨らむ。高齢者やベビーカーを使う家族にも役立ちそうだ。誰もが旅を楽しめるようにしたい。

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