2021/10/09【三山春秋】自民党総裁の岸田文雄氏が…
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 ▼自民党総裁の岸田文雄氏が1885(明治18)年の内閣制度発足以降、節目となる第100代首相に就任した。戦後最短となる就任27日後の衆院選日程を選択したため、第100代首相としての在職日数はごく短いものになる

 ▼「老壮青のバランスが大事だ」として中堅若手の思い切った登用を表明し、本県選出の福田達夫氏を総務会長に抜てき。派閥のバランスに配慮して小渕優子氏を組織運動本部長に起用した。衆院当選3回の若手3人を入閣させ、独自色を打ち出そうとした

 ▼だが新内閣の顔触れからは、総裁選で勝利の鍵を握った安倍晋三氏、麻生太郎氏への配慮がうかがえる。両氏の影響力から逃れられないのが、新政権の宿命と言えそうだ

 ▼岸田氏は衆院選の勝敗ラインについて「与党で過半数」との見解を示した。コロナ下で自民党の苦戦がいくら予想されるとはいえ、この勝敗ラインはかなり低い

 ▼最初の審判を無事に乗り切ることができれば、第101代首相となる。それでも低めに設定したハードルをクリアできるか否かは、最終的に国民の判断に委ねられている

 ▼コロナによって日常は大きく変わった。飲食業や観光業は大きな打撃を受け、当たり前の庶民の幸せや喜びさえも奪われた。社会と人心が揺れた2年間だった。日本の行く末を委ねるのに適した政党、候補者は誰なのか。投票権を行使する時が近づいている。

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