2021/10/13【三山春秋】60年近く続く人気スパイ映画「007」シリーズ…
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ▼60年近く続く人気スパイ映画「007」シリーズといえば、腕時計やペンなどに隠された仕掛けが活躍して主人公の任務を助ける。なかでも見ていてわくわくするのが自動車の仕掛けだ

▼1997年公開の第18作「トゥモロー・ネバー・ダイ」には車の遠隔操作が登場した。離れた場所から携帯電話を使ってエンジンを始動。呼び寄せた車の後部座席に身を潜め、携帯電話の画面に指を滑らせて運転し、派手な逃走劇を繰り広げる。当時「まさかそんな」と驚いた

▼そんなシーンが映画のなかの話とは思えなくなるほど、自動車業界では技術革新が進む。スマートフォンを使って車外からエンジンをかけたり、リモコン操作で駐車スペースに出し入れする技術はすでに現実のものとなった

▼各社がいま注力するのは自動運転である。完成車メーカーのみならず、グーグルなどのIT大手も加わって世界的な競争が激化する

▼本県に生産拠点を置くスバルは、高速道路でハンドル操作や加減速を自動制御して走る「レベル2」を実現。歩行者への対応などハードルが高いとされる一般道でも2020年代後半の実用化を目指しているようだ

▼人や車を検知してブレーキをかけたり、車線を逸脱しないよう制御したり、進化した機能のおかげで事故のリスクは減る。ただ過信は禁物。今はまだ魔法の技術ではなく、ドライバーの操作を助けるものと心得たい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事