2021/10/20【三山春秋】書店に来年のカレンダー…
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 ▼書店に来年のカレンダーや手帳が豊富に並んでいた。もうそんな時季かと思ったが10月も下旬。新年を意識した商戦が始まっているのも当然か

 ▼店内には家計簿をそろえた一角も。スマホのアプリに押されていると思いきや、手書きの人気は根強いようだ。「書くだけで貯まる」「レシート貼るだけ」「袋分け」などのフレーズを見ると、すぐにやりくり上手になれそうな気がする

 ▼アナログ派もデジタル派も、はたまた細かい家計簿はつけない派も、財布の収支が悩みの種なのは共通するところだろう。働く人の給料は伸び悩み、一方で消費税や社会保障費の負担は増した

 ▼自由に使えるお金が増えなければ、財布のひもは緩まない。将来への不安があればなおさらだ。アベノミクスの下で株価が上がり、企業の業績が良くなっても、狙ったような経済の好循環が実現しなかった理由はそこにある

 ▼飲食や宿泊を対象にした県の需要喚起策が再開し、新型コロナで苦境が続いた事業者に期待が広がる。ただ「客足がどのくらい戻るのか分からない」と不安ものぞく。手放しで喜べないのは先行きが見通せないからだろう

 ▼きのう公示された衆院選は各党が「分配」や「成長」などのフレーズを掲げ、経済の立て直し策を競う。コロナ禍で、政治が生活に直結していると実感した人は多いはず。暮らしを、社会をどうしたいのか。意思を示す場が選挙である。

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