2018/05/16【三山春秋】高崎市が防犯や防災の情報を提供…
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 ▼高崎市が防犯や防災の情報を提供する「たかさき安心ほっとメール」に登録している。このところ、目に付くのが不審者に関する情報だ。4月以降で10件を超える。「お菓子をあげるからついてこない?」との事案もあった

 ▼ある場所で夕方から夜間の不審者情報が複数あったことを配信。通勤・通学時に「人けのある明るい道を選び、多少遠回りでも、安全な道を選びましょう」と呼び掛けている

 ▼ただ新潟市で小2女児が殺害され、遺棄された事件を聞くと、注意や警戒をかいくぐるような行為にぞっとする。友達と別れた付近の踏切と女児の自宅、容疑者宅、遺棄現場のあまりの近さが分かる地図を見ればなおさらだ

 ▼下校に合わせた小学校の防犯パトロールに参加したことがある。「おかえり」と声を掛けると笑顔で応じてくれる。授業が終わった安心感からか、友達と遊ぶ約束をしているからか、旗振り当番で見る朝の顔より元気そうだ

 ▼笑顔を守りたいと思う。パトロールの際、持ち回りの義務感で漫然と時間だけを過ごし、子どもや周囲に十分な気を配れていたのか自問する

 ▼新潟の事件で容疑者が「近所の男」というのは悲しい。だが、見守りボランティアなど「近所の目」が持つ大切さは変わらないはずだ。かいくぐれない網を作るため、一人一人にできることがきっとまだある。

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