2018/05/17【三山春秋】仕事が終わっても真っすぐ家に向かわず…
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 ▼仕事が終わっても真っすぐ家に向かわず、飲食店や娯楽施設などに寄り道をして帰宅する人を「フラリーマン」と呼ぶ。「ふらふらする」と「サラリーマン」を掛け合わせた造語だ

 ▼10年以上前に社会心理学者の渋谷昌三さんが著書で命名したのが始まりとされる。働き方改革で残業が減ってきているのを背景に、フラリーマンの増加を社会現象として捉え、メディアで取り沙汰されるようになった

 ▼回り道の理由として「家に帰っても居場所がない」を挙げる人がいる。仕事に依存する会社人間の悲哀が漂う。夫婦共働きの家庭が増える中、帰宅を遅らせて育児や家事に協力しない男性の姿勢に、反発する女性は多いようだ

 ▼12日付本紙は、群馬県内12市と県の女性管理職の現状を報じた。係長以上の女性の割合は、12市のうち11市で前年度を上回った。最も高い館林が3人に1人に対し、4市はその半分以下で格差が目立った

 ▼管理職になるにはキャリアの積み上げが重要だが、女性の場合、出産や育児でブランクが生じやすい。子育てへの夫の協力が欠かせない

 ▼選挙で男女の候補者数を「できる限り均等」にするよう求める「政治分野の男女共同参画推進法」が16日成立した。来春の統一地方選は適用となる。「かかあ天下」で知られる本県は、女性が活躍する素地があるはず。本領発揮の時だ。

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