2018/06/26【三山春秋】梅雨だというのに日差しは強く、厳しい…
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 ▼梅雨だというのに日差しは強く、厳しい暑さが続く。県内は25日、今年初めての猛暑日を記録した。この先の天気予報を見ても雨のマークは見当たらない。汗だくになって外出した身からすると、暑さの予想ばかりが目立つ印象だ

 ▼この時季を代表する花と言えば、アジサイが浮かぶ。暑さと名パートナーの雨の少なさで少々元気がないのではと思っていた。けれど、公園や民家の庭先で見せる色とりどりの表情は豊かだ

 ▼〈こころをばなににたとヘん/こころはあぢさゐの花〉。前橋出身の詩人、萩原朔太郎は「こころ」で詩にしている。足跡を紹介する前橋文学館近くの広瀬川沿いに多くのアジサイが植えられている

 ▼開花から日を経るに従って徐々に色が変化するアジサイ。土壌の水素イオン指数(pH)によって色が変わることでも知られる。花言葉の一つ、「移り気」はこのあたりからか

 ▼渋川市はアジサイを市の花にしている。心変わりが激しい市民性でもあるのだろうか。もちろん、さにあらず。〈花びらが仲良く寄り添うように集まって咲く姿が、合併して一つになった市のイメージに相応(ふさわ)しい〉とホームページで解説する

 ▼連日の暑さもあり、このごろは季節のうつろいを感じにくくなっているような気もする。アジサイを楽しみながら、地球温暖化が心配になった。

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