2018/06/28【三山春秋】サッカー日本代表はワールドカップ(W杯)で…
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 ▼サッカー日本代表はワールドカップ(W杯)で2大会ぶりの決勝トーナメント進出に近づいた。異例の監督交代から2カ月半。前評判を覆した快進撃に、西野朗監督の評価が高まっている

 ▼西野氏は著書『勝利のルーティーン』で〈自分自身はどちらかと言えばクラブ向きの指導者だと思う〉と自己分析する。Jリーグのガンバ大阪で超攻撃的サッカーを確立したように、チームの成熟を好む

 ▼前橋育英高の山田耕介監督は、選手と対話する指導者との印象を持つ。西野氏が指揮したアトランタ五輪に出た教え子、故松田直樹選手から「一致団結して、チームワークが良かった」と報告を受けた

 ▼山田監督は「スタッフとコミュニケーションを図り、物事を進める人」とも語る。ブラジルに勝利した「マイアミの奇跡」では山本昌邦コーチ、分析担当の小野剛氏らと組み「欠点はここだ」と的確に説明したという

 ▼前出の著書では〈直(じか)にやりとりすることの少ないスタッフにも、監督の目が届いていることを意識させる〉と組織論を説く。声掛けなどで視野を全体へ広げさせ〈各々(おのおの)が強い責任感を持って仕事をこなし、組織は一枚岩となって、目標達成に挑んでいける〉

 ▼W杯初出場から20年、新しい歴史を刻む西野ジャパン。選手本来の力を引き出す采配に期待し、深夜のポーランド戦を応援したい。

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