2018/07/13【三山春秋】榛名の山々の東端にそびえる…
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 ▼榛名の山々の東端にそびえる水沢山に久しぶりに登った。良く晴れた土曜とあって、大勢の登山者が急な山道に挑んでいた

 ▼「ずいぶんにぎやかになった」と思っていると、木々に下げられた渋川広域消防本部の張り紙が目に留まった。「水沢山 10―10」といった文字と説明文が書いてある。緊急時、その前で電話をすれば、詳しく説明しなくても場所が分かるという

 ▼下山後、同本部に聞いてみた。救助を求める時、登山道で場所を正確に伝えることは難しいが、張り紙の番号を伝えると、用意してある地図と照らし合わせ、容易に場所を特定できる

 ▼県外でも導入が進んでいるが、同本部は2011年10月に子持山で始めた。徐々に対象を広げ、現在では水沢山など管内の主要な山で使えるようになっている

 ▼難易度の低い山でも、天候や季節、登山者の体調などで難しさは一変する。救助が必要な場面に遭遇しない保証はない。万が一の時、場所を正確に伝えられる仕組みがあることは心強い。だが過信は禁物だ。電池切れや故障で携帯電話が使えなくなるかもしれない

 ▼大切なのは山でけがをしないこと。避けられない場合もあるが、トレーニングや情報収集を心掛け、レベルに合った山を選ぶことで事故は減らせる。便利な仕組みがあることに感謝しつつ、それを使わない登山を楽しみたい。

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