2018/07/22【三山春秋】うだるように暑い日が2週間近く…
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ▼うだるように暑い日が2週間近く続き、一向に衰えない。あすは二十四節気の大暑。立秋の前日の8月6日までは一年中で最も暑い時季とされるが、もうそろそろ解放されたいと願う人も多いだろう

 ▼暑さで気掛かりなのは、2020年開催の東京五輪だ。7月24日から8月9日までの大会期間は、まさに暑さのピークである大暑と重なる。先週、競技日程の大枠が決まった

 ▼大会組織委員会は、暑さに配慮して、男女のマラソンのスタート時間を午前7時、男子50キロ競歩を同6時にすることなどを提案し、了承された。とはいえ、日中に行われる屋外の競技もある。周到な準備が求められる

 ▼群馬大などが実験に取り組む「可搬式緑化ベンチ」は、五輪の暑さ対策として注目されている。樹木を植えた大型プランターにベンチを設置、微細な霧を発生させる装置を備える。キャスターが取り付けてあり、移動もできる

 ▼同大大学院理工学府の天谷賢児教授らが県森林組合連合会などの協力で開発。都内に設置して実証実験を進める。体感温度を10度ほど下げる効果が確認されている

 ▼デザインは中央工科デザイン専門学校(前橋市)が受け持つ。「移動できる森」として普及すれば、屋外観戦者らの熱中症を防ぐ大きな味方になるかもしれない。暑さで有名な群馬で育まれた技術の活用が期待される。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事