2018/07/24【三山春秋】「田舎にいても世界とつながっている…
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 ▼「田舎にいても世界とつながっていると実感できる機会となった。子どもたちに夢を与えられた」。中国でのフェンシング世界選手権を前に、ドイツ代表チームが今月、沼田市で合宿した。7日間の受け入れを終えた横山公一市長は感慨深そうに語った

 ▼チームは2020年東京五輪・パラリンピックの事前合宿を同市で行う。今回は本番へのリハーサルとなった。滞在中は公開練習を実施、子ども剣士をはじめ市民が世界トップレベルのプレーに圧倒され、サイン会で選手と交流した

 ▼地元高校生と五輪メダリストらとの対戦も実現した。胸を借りた生徒たちは「貴重な時間だった。今後に生かしたい」と憧れの世界の舞台に思いをはせた

 ▼市民の歓迎ぶりはチームを感激させた。利根沼田の住民らによる通訳ボランティアは、5日間で延べ36人が参加。市内のあちこちに合宿を周知するのぼり旗が立てられた。チーム関係者を見かけると、子どもからお年寄りまでがドイツ語であいさつしたという

 ▼同国フェンシング協会のディーター・ラマー副会長は「市民のおもてなしがうれしかった。今後も友好関係を保ち、20年に向け交流を続けたい」と合宿の成功に感謝した

 ▼五輪代表となって沼田に戻って来ると誓う選手もいた。活躍を見る日が待ち遠しい。東京五輪は2年後のきょう開幕する。

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