2018/07/26【三山春秋】命の危険がある暑さです、不要不急の…
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 ▼命の危険がある暑さです、不要不急の外出は控えてください―。テレビで呼び掛けるキャスターの声がいつも以上に耳に残った。埼玉県熊谷市で国内最高気温を観測するなど、記録的な猛暑となっている。県内では猛暑日が13日連続の地点が出た

 ▼気象庁は「災害と認識している」と表明。熱中症による救急搬送が相次ぎ、死者は16~22日の1週間で65人に上った。伊勢崎市で複数の地区の納涼祭が中止になるなど、行事にも影響が出ている。日常が脅かされる現状に、7年前を思い出した

 ▼2011年3月。東日本大震災後の電力不足で計画停電が行われた。自宅にいる時に停電があり、暖房が止まったため布団にくるまって寒さをしのいだ。あれが今夏だったらと思うとぞっとする

 ▼日中だけでなく、夜もエアコンが欠かせないのに、どのように暑さを回避したらいいのか。冷蔵庫が使えないのは痛手だ。冷凍食品はもちろん、多くの食品が傷んでしまうだろう

 ▼電気があるのが当たり前、ではなくなったはずだったのに。この機会に、震災の教訓を改めて思い起こしたい。長引く猛暑の間に火力発電所でトラブルが起きれば、電力不足に陥る恐れがある

 ▼夏はまだまだ続く。記録的な猛暑にどう対処し、乗り越えたか。見つかった課題は何か。防災対策の一つとして伝えていく必要がある。

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