2018/08/07【三山春秋】連日の酷暑が、各地から支援に…
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 ▼連日の酷暑が、各地から支援に訪れた人たちを苦しめている。西日本豪雨から1カ月、駆け付けるボランティアは炎天下での作業を強いられ、熱中症に細心の注意を払わなければならない状況だ

 ▼先月半ば、迅速対応となった桐生災害支援ボランティアセンターの派遣スタッフが、岐阜県関市で流木の搬出や泥かきなどの復旧作業に取り組んだ。県民には少しでも力になりたいという思いはあるが、受け入れ先との調整や被災地との距離など課題は多い

 ▼今後は段階に応じて多様化する被災地のニーズに対応することも求められるだろう。県社会福祉協議会によると、現地では全体を把握して作業を指示する運営支援者、専門的業務を行うスタッフが不足気味という

 ▼同会は現地ボランティアセンターの運営支援や生活福祉資金貸付業務を行う専門職員の派遣を決めた。被災地の社協と協議を進め、効果的な支援につなげたい考えだ

 ▼お年寄りや小さな子ども、障害者といった災害弱者には、よりきめ細かい配慮が求められる。幅広い層の人たちの継続的な支えが必要になる

 ▼同会会長の片野清明さんは「今回のような災害復旧はもちろんだが、東京五輪の運営支援など、これからボランティアの担う役割はますます大きくなる」と指摘する。市民の思いがうまく生かされる仕組み作りを考えたい。

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