2018/08/21【三山春秋】ステージの迫力と会場の熱気に圧倒…

 ▼ステージの迫力と会場の熱気に圧倒された。エレキギターが高度なテクニックで奏でられ、客席からは色とりどりの紙テープが投げ込まれる。曲が終わるたびに拍手と大歓声に包まれた

 ▼大泉町で先日開かれた「エレキ祭」の一場面である。今年で15回目を迎えたこのライブは、東毛地域を中心とした音楽愛好家でつくるギターキッズ倶楽部(斉藤和芳代表)が主催している

 ▼出演者は60~70代。素人公演にもかかわらず、整理券を配布して入場を制限するほどの人気ぶりだ。800席を埋めた観客の中には、出演者と同年代の姿も多く見られた

 ▼日本のGSブームに火を付けたザ・ビートルズをはじめ、ベンチャーズや寺内タケシとブルージーンズなどのヒット曲を次々と披露した。観客は大声援で応えた

 ▼録音された音源では決して味わえない体験が、生演奏にはある。「ミラーニューロン」と呼ばれる神経細胞が影響し、あたかも自分が演奏しているような気持ちになれるのだそうだ。興奮するのもうなずける

 ▼人生100年と呼ばれる時代になった。生演奏を聴く機会を増やせば、脳が活性化されて若さの維持に役立つことだろう。とはいえ、エレキ祭のように年配者まで熱狂させるライブは、そう多くは見当たらない。息長く続くよう、ファン同様に熱いエールを送り続けたい。

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