2018/09/07【三山春秋】今度は北海道である。6日午前3時すぎ…

 ▼今度は北海道である。6日午前3時すぎ、胆振(いぶり)地方中東部を震源とする地震が発生し、厚真(あつま)町で震度7が観測された。台風21号が猛威を振るい、関西空港が機能不全に陥るなど、近畿地方を中心に大きな被害が出たばかりだったが…

 ▼道内では各地で土砂崩れや家屋倒壊などが発生し、死傷者や安否不明者、避難者らが出ている。交通はまひし、一時は全戸が停電する前代未聞の事態となった

 ▼政府は地元自治体と協力して被害の実態把握に努め、災害救助やライフラインの復旧などを迅速に進めてほしい

 ▼それにしても、今年の日本列島は災害続きだ。甚大な被害をもたらした西日本豪雨で最初の大雨特別警報が出されたのがちょうど2カ月前。「災害級」の猛暑が襲い、全国で熱中症による死者が多数出た。台風が次々に発生したかと思ったら、今回の地震である

 ▼災害に強いと言われることが多い本県だが、油断は禁物だ。1200年前の818(弘仁9)年に起きた弘仁地震では、本県南部で地滑りや地割れ、液状化などの痕跡が多数見つかった。今年6月に渋川市で震度5弱の地震が発生したことは記憶に新しい

 ▼阪神地区も熊本も、地震の少ない地域とされていたが、大きな震災に見舞われた。地震研究の世界では千数百年単位での大規模地震は珍しくないようだ。安全神話は捨てよう。

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