2018/09/13【三山春秋】「伊勢崎はアピールできるものが…
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 ▼「伊勢崎はアピールできるものがない。自然災害が少ないことくらいだ」。先日、取材先でそんな話を耳にした。昨今では立派なセールスポイントだが、「災害級」の暑さに見舞われた今年は説得力に欠ける

 ▼一方で伊勢崎の魅力を掘り起こしたり、発信したりする動きもある。伊勢崎商工会議所は、県内で最も多い外国人が暮らしている点に着目。それを地域資源として観光につなげられないか調査・研究を始めた

 ▼外国人住民は約1万2千人、国籍は63カ国に上る。研究に関わる推進委員会の委員は「1万2千人もの人がどこに集まり、どこで遊んでいるのか」と首をかしげた。一般市民との交流は決して多くない。今回の調査が新たな交流を生む契機になればいいと思う

 ▼今月8日に田島弥平旧宅の新たな案内所が開所した。世界文化遺産の弥平旧宅や蚕種の紹介はもちろん、島村地区の歴史や文化を発信する拠点として期待がかかる

 ▼先日開かれた「ミスひまわり」コンテストでは、伊勢崎のPRしたい点について伊勢崎銘仙や「いせさきもんじゃ」が挙がった。華蔵寺公園や、「上州焼き饅祭(まんさい)」のようにユニークな行事もある

 ▼伊勢崎は「何もない」のではなく「何でもある」から特徴が見えにくい。伊勢崎と聞いて思い浮かぶものが人それぞれ違う「多彩さ」こそが最大の特色かもしれない。

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