2018/09/29【三山春秋】酷暑が一段落したと思ったら…
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 ▼酷暑が一段落したと思ったら、10月が目前。食欲の高まりで秋を感じる。いわし、きのこ、さつまいも、それに日本酒―。いずれも10月に記念日が制定されている食だ。思い浮かべただけで喉がなる

 ▼あれもこれもと欲張りたいが、食べきれずに残してはもったいない。先日、県庁で開かれた「ごみ減量フォーラム」で食品ロス問題の専門家、井出留美さんの講演を聴き、改めてそう思わされた

 ▼食べられるのに廃棄される食品は国内で年間646万トンに上り、東京都民の年間食事量に相当する。金額に換算すると4人家族が年6万円分を捨て、その処理にさらに5千円。コストは価格や税金として跳ね返ってくる

 ▼国は今年6月、2030年までに家庭のロスを半減させるとの数値目標を初めて掲げ、本腰を入れ始めた。だが賞味期限表示の見直しや宴会での食べ残し削減運動など、官民の取り組みは始まったばかり

 ▼本県をみると、1人当たりの可燃ごみ排出量の全国ワーストが10年続く。1日567グラム(16年度)出し、3割は生ごみとされる。残念ながら食品ロス大県だ

 ▼10月はごみ削減を目指す3R推進月間でもある。井出さんによると、家庭では「買い物前に戸棚・冷蔵庫を確認」「空腹状態で買い物に行かない」など誰でもできることがポイント。実践し、賢く秋の味覚を味わいたい。

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