2018/11/08【三山春秋】経済変動や気象の変化など、各…
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 ▼経済変動や気象の変化など、各分野で積み重ねたデータを基に将来を見通す推計や予測は興味を引く。人口推計もその一つ。2040年に群馬県の人口は160万人で、1965年とほぼ同数になるという

 ▼ただ、0~14歳、15~64歳、65歳以上の年齢区分別の構成比は異なる。65歳以上を示す高齢化率は40年に37%となり、75年前に比べ約30ポイント増える見込みだ

 ▼今年10月1日現在、県内12市の中で高齢化率が34.92%と一番高い桐生市は、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるため、地域の支え合いの仕組みづくりを進めている。10月末に福祉のまちづくりセミナーをのぞいた

 ▼講演した県社会福祉協議会の山田真喜子さんは「社会保障改革より、支える側に回る65歳以上の人を増やす努力が必要」と強調した。65歳以上で健康な人はたくさんいる。地域活動の担い手になれば、やりがいも生まれる

 ▼市内には孤独死が発生したのをきっかけに、お年寄りが集いお茶を飲みながら世間話をするサロンを始めた町会がある。自治会や民生児童委員、老人クラブなどが協力し合い、地域のつながりが強まる

 ▼数十年後の数字を目にしても実感が湧かないが、少子高齢化は進行している。「お互いさまで支え合える」「孤立する人をつくらない」地域がいくつも誕生する、まちづくりが求められている。

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