尾瀬入山者が最少 昨年27万人 ピーク時の4割
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 尾瀬国立公園の昨年5~10月の入山者数は前年比5・2%減の26万9700人で、記録が残る1989年以降で最も少なかったことが13日、環境省関東地方環境事務所のまとめで分かった。3年連続で減少し、ピークだった96年の64万7500人の約4割まで落ち込んだ。 同事務所は「雪解けが早くミズバショウの見頃が早まったため、最も入山者数の多い6月の入山者数が1万人以上減少した」とし、7~9月の週末や連休に雨が多かったことも影響したと分析している。
 入山者数は東日本大震災が発生した2011年に過去最少の28万1300人と初めて30万人を下回ったが、その後は回復。4年連続で30万人台を記録したものの、16年に再び減少に転じていた。
 尾瀬保護財団評議員を務める尾瀬山小屋組合の松井敏彦組合長は、レジャーの多様化、ニホンジカによるミズバショウやニッコウキスゲの食害が背景にあると指摘。入山者数の過去最少の更新で“尾瀬離れ”が鮮明となったことについて、「事実を真摯(しんし)に受け止め、尾瀬の魅力を発信しながら打つべき手を一つずつ打っていきたい」と話した。

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