国立公園保護でタッグ 全国初 生徒の研究支援し活用 環境省と尾瀬高が協定
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調印した牧谷所長(左)と小林校長

 尾瀬国立公園の環境保護などに協力して取り組もうと、尾瀬高(沼田市、小林由隆校長)と環境省関東地方環境事務所は27日、連携協定を締結した。同省が高校と連携協定を結ぶのは全国初。同校が実施している環境調査や自然保護活動を同省が支援し、尾瀬をはじめとする国立公園の保護管理と環境教育の推進につなげる。
 同省は同校で、公園の管理・運営に携わる自然保護官(レンジャー)による出前授業を開き、環境分野の専門的な知識を教えるほか、技術面で環境調査を支える。生徒の研究や調査の結果を公園管理に活用するとともに、両者で協力してシカよけの柵の設置や尾瀬ケ原の保護活動などを進める。
 同校は尾瀬におけるシカの食害や野鳥の生態といった環境調査、日光国立公園のシラネアオイ群落の復元活動などに取り組んでいる。昨夏、環境政務官だった笹川博義衆院議員が同校のシカ調査に参加したことから活動の価値が再確認され、支援に向けた動きが始まった。昨秋に策定された「新・尾瀬ビジョン」では、生徒が作成作業に加わり、意見を盛り込んでいる。
 27日に同校で行われた調印式で、同事務所の牧谷邦昭所長は「尾瀬ビジョン実現には若い力が必要。環境保護に取り組む人材が次々と出ることを期待している」とあいさつし、生徒会長の小林雪菜さん(2年)は「これからも尾瀬の保護活動に積極的に取り組んでいく」と誓った。
 小林校長は「環境省職員は生徒にとって憧れの職業。より目的意識を持って活動できるようになる」と話した。

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