尾瀬で携帯6割が利用 写真撮影やメール KDDI調査
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 尾瀬国立公園の山小屋や一部休憩所で2017年度から利用可能になった携帯電話について、写真撮影やメール送信などで来場者の6割が利用していることが4日、サービスを提供するKDDIの実態調査で分かった。さいたま市の環境省関東地方環境事務所で同日開かれた尾瀬国立公園協議会で報告された。
 調査結果によると、携帯電話を「利用した」との回答は63%。利用目的は「写真・動画撮影」33%、「メール・SNS(会員制交流サイト)」27%、「インターネットでの情報閲覧」18%、「通話」11%の順。
 携帯電話を使うメリットは「利便性の向上(天候の即時情報入手など)」が61%で最も多く、「安心安全(緊急連絡、家族・仕事先への連絡)」が34%、「なし」が5%。一方、デメリットやトラブルは「なし」が67%、「静寂性・非日常性を損ねた」が21%だった。
 自由回答の要望では「携帯キャリア拡大」が57%、「利用エリア拡大」が16%だった一方、「マナー・モラルへの懸念」が14%あった。
 同社は17年3月の協議会の合意を受けて山小屋など限定で通信環境整備を進め、現在は携帯電話は全山小屋、公衆無線LANサービスのWi―Fi(ワイファイ)は大半で利用できる。調査は昨年5~10月に計6回行い、歩行者や山小屋利用者ら1366人から回答を得た。
 協議会ではこのほか尾瀬の目指す姿を示す「新・尾瀬ビジョン」が昨年策定されたことに伴い、シカ管理方針や公園管理計画を改定する方針も説明された。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
関連記事