尾瀬入山 全ルート可 コロナ対策で1カ月半遅れ きょうから
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 群馬、福島、栃木、新潟の4県にまたがる尾瀬国立公園への主要な入山ルートが1日、全て利用できるようになる。新型コロナウイルス対策の影響で例年より1カ月半ほど遅れた。営業する山小屋が少なく、例年のような救助体制が難しいとして、周辺自治体などは入山者に体調や安全の管理に注意するよう呼び掛けている。  1日から利用できるのは福島県側からの入山に使われる御池駐車場と、同駐車場と沼山峠を結ぶバス。新潟県側から入るルートも、奥只見湖から尾瀬へ向かう遊覧船とバスが営業を始める。本県側のルートは5月下旬に開通している。  このほか、至仏山が1日に開山し、大清水―一ノ瀬を結ぶ低公害車も運行を始める。  尾瀬保護財団によると、尾瀬にある山小屋20軒のうち、7月初旬までに営業を始めるのは13軒にとどまる見込み。尾瀬は大半の場所で携帯電話が通じないこともあり、周辺自治体や同財団は「体調に不安がある人や、自分で安全を確保するのが難しい人は入山を控えてほしい」と注意を促している。  尾瀬国立公園は例年、ミズバショウやニッコウキスゲが見頃となる6~7月に訪れる人が最も多くなる。環境省のまとめによると、入山者は昨シーズン約25万人。近年は減少傾向にあり、今シーズンは新型コロナの影響でさらに減少する可能性がある。 ◎尾瀬ケ原散策ネットで体験 尾瀬保護財団が公開  尾瀬国立公園にある尾瀬ケ原の散策を仮想体験できる「バーチャルツアー」の公開が30日までに、インターネット上で始まった。湿原の木道を歩いているような視点で、360度のパノラマ画像を見ることができる。  春、夏、秋の風景を選ぶことができ、季節ごとの植物や水辺の変化を楽しむことができる。尾瀬ケ原を空撮した動画も公開している。  昨年度まで3年間実施した第4次尾瀬総合学術調査の一環で制作した。尾瀬保護財団のホームページからアクセスできる。  同財団は「尾瀬の自然や雰囲気を手軽に感じてもらえる」と説明。アクセスをきっかけに、尾瀬に関心を持つ人が増えることを期待している。

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