国立、国定公園餌やりに罰金 改正自然公園法が成立
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 群馬など4県にまたがる尾瀬国立公園を含む国立公園や国定公園の一部で野生動物に餌をやった人に対し、最大30万円の罰金を科すと定めた改正自然公園法が23日の参院本会議で可決、成立した。餌を与えられた野生動物が人に慣れ、生活エリアに出没する例が相次いだのを踏まえた対策。対象はクマやサルを想定している。施行は2022年の見通し。
 国立、国定公園は、景観保護のレベルに応じて園内を線引きしている。このうち野生動物が多く生息する「特別地域」などで、哺乳類や鳥類に餌を与えてはならないと規定。国や都道府県の職員は餌やりをやめるよう指示でき、従わなかった場合、罰金を科すとした。
 改正法の成立を受けて、県尾瀬保全推進室は「尾瀬には多様な生物が多く生息している。尾瀬への入山者に対し、啓発を今後も続けるとともに、尾瀬の生態系を守り、野生動物との共存に努めたい」とした。
 このほか、新型コロナウイルス感染収束後の観光客誘致に向けた対策も明記した。廃屋撤去や電線地中化などを掲げた整備計画や、自然体験活動促進策を盛り込んだ計画を、地元自治体などが作る制度を導入。いずれも国や都道府県から認定を受ければ、事業に伴う許認可を不要にする。

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