尾瀬のシカ食害 広く解決策探る 県庁で官民共創ピッチ
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尾瀬でのシカによる植生被害防止に向けた取り組みについて、民間企業に呼び掛ける県職員

 地域の課題について県民や民間企業と共に考え、事業化を検討する県の「官民共創ピッチ」が29日、県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」で初めて開かれた。自治体から地域の課題を共有し、広くアイデアやビジネスプランを求め、解決法を探っていく。
 この日のテーマは「尾瀬国立公園でのシカによる植生被害をどう減らすか」。県尾瀬保全推進室の西嶋弘満さん、藤生崇仁さんらが「尾瀬ではニホンジカによる植生被害が深刻化している。より強固で低コストな保護柵を設置し、尾瀬を守っていきたい」と訴えた。
 シカの食害対策として、これまで県や環境省などは湿原周辺にシカ用の柵を設けていたが、従来の柵では数メートルに及ぶ積雪の重さへの耐久性が不十分で、多額のコストが課題となっていたという。
 そこで県は昨年から、強度の高い柵の開発を模索している。2人は民間企業にこうした現状を伝え、アイデアを募った。オンラインでも中継され、企業関係者からも複数の質問が寄せられ、関心を集めた。
(稲村勇輝)

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