尾瀬含む20国立公園 木道や施設一斉修繕 環境省
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 災害や老朽化で傷んだ国立公園の遊歩道や休憩施設について、環境省は本年度、一斉修繕に乗り出す。現時点で予定しているのは34公園のうち、本県にまたがる尾瀬や上信越高原など全国の20公園。危険箇所には日ごろから手を入れているが、一斉修繕で安全性と快適性を高め、外国人を含む利用者をより多く呼び込みたい考えだ。

 2017年度補正予算で20億円を確保しており、国管理の施設は直轄で修繕。地方自治体が管理する施設の場合は、費用の半額を補助する。

 尾瀬国立公園では、傷んだ福島、群馬両県内の木道を直す。本県側は尾瀬ケ原中央付近の下ノ大堀川に架かる長さ約10メートル、幅1・5メートルの木道が対象。ミズバショウの群生地が広がり、至仏山を望める絶好のビュースポットだが、他の木道よりも高い位置にあり、支柱が老朽化したため架け替えを予定している。

 新潟、長野両県などにまたがる上信越高原国立公園の本県エリアでは、嬬恋村にあるキャンプ場の炊事場など排水施設の改良工事を計画。国の直轄事業で、信越自然環境事務所は「施設の長寿命化の観点も踏まえて整備する」とした。

 このほか全国の公園で普段、公園職員の目が届きにくい場所などの点検を実施し、手入れが必要な施設があれば順次修繕する。阿蘇くじゅう国立公園では、熊本地震や阿蘇山の噴火で壊れた歩道や柵などを復旧させる。

 政府は訪日観光振興の一環として、国立公園を訪れる外国人を年間1千万人に増やす目標を定めており、施設整備や公園の魅力の発信に力を入れている。

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