尾瀬、福島側ルート 御池―沼山峠 来季に電気バス
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みちのりホールディングスの子会社が導入する中国BYD製の電気バス

 バス大手、みちのりホールディングス(HD、東京)は28日、尾瀬国立公園に福島県側から入るルートで来年5月中旬から電気バスを運行すると明らかにした。ディーゼルバスを走行中に二酸化炭素(CO2)を出さない電気バスに置き換え、尾瀬の環境保全に一役買う。

 子会社の会津乗合自動車(福島県会津若松市)が中国の電気自動車大手、比亜迪(BYD)製の中型電気バス=写真=を3台導入する。手始めに来年1月から会津若松市内の路線バスで走らせ、登山シーズンの5月中旬~10月下旬には尾瀬で運行する。

 福島、栃木、群馬、新潟の4県にまたがる尾瀬では、自然保護などのため一般車の通行を規制している。電気バスは規制区間を走り、駐車場がある尾瀬御池と登山口の尾瀬沼山峠を結ぶ。床が低く乗降口に階段がないノンステップ式で、充電1回当たりの走行距離は180キロ程度という。

 国が車両などの導入費用を一部補助する「地域交通グリーン化事業」の対象となる。国土交通省自動車局環境政策課の佐橋真人課長は「今回が好事例となり、電気バスの導入がさらに進んでほしい」と期待する。

 みちのりHDは電気バスの経済性や性能を検証し、グループの他路線への導入を検討する。

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