上毛かるたと「再会」 行動こそが自分変える
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 ブログを開設するにあたり、ペンネームを付けることにしました。5分ほど考え、ブゲンという名前に決めました。好きだったゲームのキャラクターにこの名前を使っていたからです。なんとなくかっこいいかなくらいの感覚で付けたと思います。

 次に直面した問題は、ブログで何を発信したらよいかです。グルメ・観光・スポーツなどジャンルはいろいろありましたが、どれもピンときませんでした。当時、外食はほとんどせず、旅行や出掛けることにあまり興味がなかったのです。それに、それらのジャンルはすでに多くの人がブログに書いているので、今から書いても目立つブログになるのは難しいと思いました。

 いきなり行き詰まったのですが、ある日ふと見かけた上毛かるたアプリの広告に目が止まりました。

 アプリの名前は「札ッシュ!!上毛かるたGO!」。株式会社クライムからリリースされた、上毛かるたの札の地に実際に行ってスタンプラリー形式で札を集めるというアプリでした。この広告を見た瞬間に、「これだ!」と思いました。群馬県民ならほとんど知っている上毛かるた。子どもの頃は絵柄に特徴がある札をよく覚えたものです。

 「よ」の札は少し取りにくかったり「こ」「へ」「ほ」のおじさんシリーズは一緒に並べてみたり、昔の思い出がよみがえってきたのです。当時の私は仕事を辞めて時間もあったので、やりたいことが見つからないならこのアプリを使って群馬県を巡ってみようと決意し、札巡りを始めました。

 最初に訪れたのは「や」の耶馬渓しのぐ吾妻峡でした。吾妻峡に訪れるのは初めてで、絵札とほとんど同じ構図が見られたときに、思わず声が出たのを覚えています。「ほんとに同じ場所が実在するのだ」。絵を描いた人もこの場所に来たのかと想像すると胸が熱くなりました。

 全ての札の絵と同じ場所が存在するわけでもなく、例えば「よ」の札、あれはおそらく想像で描いたものだと思い込むしかないでしょう。この日だけで、数多くの札巡りをして、そのたび新しい発見に心躍っていました。と同時に、前向きになっている自分にも気付いたのです。

 仕事を辞めて将来が見えなくて悩んでいた自分がちっぽけに思えて、そんなことを考えている時間がもったいないと思うようになりました。かるたを通して、知らなかったことをもっと知りたい。この札の場所は? 意味は? と、探究心が芽生え始めていたのです。

 自分を変えるには行動あるのみ。迷って悩んだままだと何も変わりません。仕事を辞めて嘆いていたって誰も助けてはくれません。自分を救えるのは自分自身です。かるたで人生が変わろうとしていました。



ブログ「まいらいふり~すたいる♪」管理人 田村聖志 沼田市井土上町

 【略歴】郷土かるたやご当地グルメなどを現地に足を運んで紹介するブログ「まいらいふり~すたいる♪」を2017年6月に開設。中央情報経理専門学校卒。

2019/01/08掲載

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